パンプス

三茶の駅のホームにパンプスが片方だけ置いてあった。三茶に着き扉が開いたら目の前に何かある。黒いパンプスだ。しかも片方だけ。なぜ? パンプスのまわりには避けるように誰もいない。少し離れて電車待ちの人はいるが女性はいない。パンプスはキレイで汚れてない。まわりをキョロキョロしながら階段に向ってホームを歩いていくが、電車を待ってる女性でパンプスが片方の人はいなかった。あたりまえか。そんな取り残されたパンプスの行方が気になりながら改札を後にした。