カレー

祐天寺のカレー屋さんに行った。行こう行こうと思っていて長年行けなかった祐天寺のナイアガラだ。以前は駅のすぐ近くにあったのだがさらに中目寄りに移転したようだ。お店に入るやいなや駅長さんがお出迎え。入口スグ右の券売機で何があるかわからなかったので左上を選択。待っていた駅長さんが真中の席に案内してくれた。席に座りキョロキョロしていると、駅長さんが壁に飾ってあるプレートの説明をしてくれ、日付の入ったスタンプとナイアガラ駅の硬券を渡してくれた。しばらくすると駅長さんが出発と言ったとたんカウンターの脇から窓ぎわ沿いに機関車がカタカタと走ってきて、一緒に牽引されたカレーがテーブル横に到着した。カレーをテーブルに置くと機関車はバックで戻っていった。子供さんが喜ぶんですよ、と満面の笑みの駅長さん。さてカレー自体は普通のカレーだ。食べている最中にも、お店が紹介された雑誌のコピーを見せてくれたりと案内してくれる駅長さん。食べ終わりまったりした後、駅長さんにナイアガラという店名にした理由を聞いてみた。すると駅長さんは満面の笑みで指を折りながらその理由を教えてくれた。開店は昭和38年で今年51年になるそうだが、当時電話帳にナイアガラというのが一軒も無かったこと、ナイアガラはみんなが知ってる滝であること、滝は終りなく流れるので長く続けられること、駅長さんの苗字が内藤さんのナであること、そしてアメリカ横断鉄道はナイアガラまでということらしい。ともかくナにかけているようだった。そんな元気で満面の笑みの駅長さんに見送られながらお店を出た。