伐裁

中目のはずれにあった桜の大木が伐裁された。とても残念である。中目黒の外れの一軒家の庭先にあり、約15m程の高さがあって、枝は家の上はもちろん隣のマンションにも伸びていて、とても枝振りが良かった。春になるとその枝のほぼ全てから桜が咲き、見上げると空が一面うすいピンク色に染まってしまうくらい咲いていたのだ。周囲にはいくつかの木があるのだがここの桜の木はひと際大きく目立っていた。一軒家が取り壊されてゆき、桜の木はどうなることかなと見ていたら、いきなり木が無くなってしまった。家と木があった場所はもう更地になってしまった。目黒川沿いの桜もそこそこみごとだと思うが、中目黒のここのお宅の桜は高さといい枝振りといい一段とみごとだっただけに、とても残念である。今年最後であることを知っていたのなら、写真に撮っておくべきだった、と、いまさら思っても遅いが。とにかくみごとな桜であったことから残念でならない。残念だ。